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ボトックス療法とは、グラム陽性偏性嫌気性桿菌であるボツリヌス菌が産生する菌体外毒素ボツリヌス毒を有効成分として筋肉内に注射する療法です。
(※ボツリヌス菌を注射する訳がないので、ボツリヌス菌が感染する危険性はありません。)
毒素の抗原性の違いによりA型からG型までの7種類に分類され、A型が製剤として最も多く流通しています。
※ボトックスとは米国アラガン社のボツリヌストキシン製剤の商品名の為、本ページでは「ボツリヌス治療」「ボツリヌス製剤を用いた治療」という表現にしております。
ボツリヌストキシンには、神経から筋肉への伝達を抑制する働きがあり、以下の3つが主要な働きとして挙げられます。
●筋肉の筋緊張を緩める。
●疾病を和らげる
●分泌腺からの分泌物を抑制する。
世間的に知られている具体的な効果としては、A型ボツリヌス毒素の使用により筋肉の動きを抑制し、シワを作る筋肉の過剰な収縮を弱る作用によって、目尻やおでこのシワ、ほうれい線などをなくしていくことができる美容的治療などと思います。
ボトックス療法と聞くと上記のような美容治療の印象が強いと思いますが、「医科」では保険適用疾患も多くあり、40年以上に渡って様々な疾病治療に使用されています。
例えば、脳血管障害や頭部外傷、脳性麻痺、脊髄損傷などが原因となって発症する代表的な後遺症「歩行困難・箸が持てない・着替えができないなど」の 運動機能障害がみられる痙縮(筋肉のつっぱり)をボツリヌス療法で、硬直した手足の筋肉を柔らかくし、疾病の緩薬やリハビリテーションを促進させることができます。
上記のように医科では保険適用疾患も含め臨床に多く取り入れられています。
そして、以下の疾患は歯科疾患であるため、歯科医師の専門性が介入不可欠となります。
筋性の顎関節症 ・ 咬筋肥大 ・
口唇閉鎖不全 ・ ガミースマイル
※歯科においては現在保険適応されている疾患は無い為、治療を行う際には自費治療となります。
最近では、脳性麻痺患者の口腔ケア向上と吸引チューブは破損防止、うつ病患者がストレスの為に起こす食いしばりに対する筋緊張緩和など、多角的な側面から活用され始めています。
インプラントを用いない従来の治療法例えば、筋性の顎関節症や咬筋肥大の改善です。筋性の顎関節症や咬筋肥大の改善では、咬合力をコントロールすることで、歯周治療、補綴治療、歯内治療、矯正治療、インプラントや義歯などで生じるさまざまな問題点にアプローチすることができ、治療にスムーズに進める大きな一助けとなります。
また、以下のような症状などがある方にもボツリヌス療法は適しています。
これらの症状は過大な咬合力が
関係しているかもしれません
理学療法、認知行動療法などを実施し、
それでも改善しない場合は
ボツリヌス療法の出番かもしれません
神戸市垂水区の坂口歯科クリニックでは、ボツリヌス療法(ボトックス)に対応しておりますので、
上記のような症状等でお悩みの方は、是非、当院へご来院下さい。
ボツリヌス菌(ボトックスのジェネリック医薬品)は、国内で未承認の医薬品となります。
しかし、KFDA(韓国食品医薬品安全庁)では、現在認可されており、21か国で使用実績があるものです。
以下の【Q】の項目をタップ頂くと、
【A】が表示されます。
【A】歯科においてのボツリヌス製剤の使用は未承認となる為、自費診療扱いとなります。
【A】ありません。投与後、そのままご帰宅頂いて大丈夫です。
【A】個人差はありますが、通常数日~数週間程で効果を実感いただけます。
〒655-0893
兵庫県神戸市垂水区日向1-4-1
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